しかけ絵本やしかけのカードは、大人が見ても楽しいですよね。
でもね、しかけは自分で作ってみると、もっともっと楽しいんですよ。

ここで紹介しているのは、子どもの工作のような簡単なものから、多少凝ったものまであります。
全部無料でダウンロードできます。型紙の作り方も説明していますよ。
どうぞ楽しんでいってくださいね。
ポップアップする原理
ポップアップする原理は難しくありません。

1枚の紙に切り込みを入れて、
反対に折るだけでもポップアップします。
でも、これだと、紙を180度開くと平らになってしまいます。
そこで、180度開いた状態でも飛び出させたいときは、別の紙で少し大きく切ったものを取り付けます。

写真左は長辺を長くし、右は角度を大きくしました。
台紙を閉じて、平らにつぶして再び開くと、

折り目が付いて、ポップアップ仕掛けの基本形になります。
左は「平行折り仕掛け」右は「斜め折り仕掛け」といった名前で呼ばれています。
歪んだり、ねじれた形でもポップアップさせることが出来ます。
台紙の左側に平行仕掛けを適当に配置し、左側の糊代だけを留めました。(左の写真)
下の方の仕掛けは、位置だけでなく、折り線も斜めになっています。

この状態で右側糊代に糊を付け、台紙を伏せて貼り合わせます。
台紙を開くと、歪んで捻れた物体が立ちあがります。(右の写真)
台紙を畳んだ状態で、左右の面に仕掛けを貼り付けるのがミソです。
回転する仕掛け
ポップアップではなくて、平面上を動く仕掛けもあります。
平面を動く仕掛けの中から、回転運動を利用したものを紹介します。

写真は、くまちゃんが旗を振る仕掛けです。
お腹のタブを上下に動かすと、くまちゃんが旗を振ります。
裏側はこのようになっています。

胸元の回転軸で、タブの上下運動を、袖口を支点とした回転運動に変えています。
回転する仕掛けは、ミニ絵本の中でいくつか取り入れています。