お話がだいたい決まったら、紙に書いてみます。紙を4つに折って線を引きます。
はじめに考えた「だれ?いつ?どこで?なにをどうする?」を4つの場所に書き込んでみましょう。
4つの場所は同じ大きさですが、書く分量は同じではありません。
長いお話は、ふつう、2.承 と 3.転 の部分をたくさん書くことになります。
見本の本を4つの部分に書くと、このようになります。
シーンわり表
お話を絵本の形にするために、場面ごとに区切ることを「シーンわり」と言います。
それを紙に書いたのが「シーンわり表」です。絵本の見開きの2ページを1シーンとしています。

シーンの数が多い場合は、本文表紙と奥付は表の中に入れなくてもかまいません。
「シーンわり表」は、1枚で1冊の絵本をあらわしています。
シーンわり表を書いてみよう
1マスが、絵本の見開き2ページ分です。
小さなマスの中に絵と文を書き込むので、絵はおおまかに書きます。
文は、文字を小さくしてでも、大事な言葉を出来るだけ書き込むようにします。
「みどりちゃんのなつ休み」のシーンわり表です。

「シーンわり表」は、自分が見てわかればよいので、ていねいに書く必要はありません。
ざつな書き方でかまわないので、気に入るまで、何枚も書くと良いです。