土台布は型紙を使わずに、布の裏面に直に必要寸法を作図した方が正確にできると思います。
裏面に鉛筆で線を引いて、ロールカッターで切ると切り口がきれいです。

3枚の土台布は、横幅に5oの差が付いています。
重ねて二つに折ると端が揃います。
パーツの裁断
パーツの型を切り抜いて1つ1つ印を付けるのは、とても大変です。
そこでお奨めするのは、型紙と布を一緒に切る方法です。
◆大きいパーツ(口と目以外)

型紙をあら裁ちします。
あら裁ちというのは、外回りをおおざっぱに切ることです。
少ないところでも4〜5o程度は付けておきます。
あらだちした型紙を布に当てて、ずれないように押さえながら、紙と布を一緒に切り抜きます。
◆小さいパーツ(口、黒目、白目)
大きいパーツは裁断後にアイロン接着テープを貼りますが、
小さいパーツはテープを貼ってから切る方が手間が省けます。

あら裁ちした5匹の動物の口の型紙を並べて、布を見積もります。

アイロン接着テープは、紙と樹脂が合わさっています。
樹脂を布の裏面に当てて、アイロンします。温度は中〜弱。
軽く押さえるだけで付きます。樹脂が布に付いたら紙をはがします。
強く付けすぎると紙がはがれにくくなります。

布の表面に型紙を当てて一緒に切ります。
同様にして、目の黒と白を切ります。
◆スリットなど
ライオンのたてがみのようなギザギザは、ハサミの先を使ってくさび形に切り込みます。

スリットのように内部を切るときは、目打ちでスリット止まりに印を入れます。
目打ちの穴を結んで、裏面に鉛筆で線を引きます。

線の中程で線に直角に布を折り、小さな切り込みを入れます。
布を開いて、その切り込みにハサミの先を入れ、線に沿って切ります。

このように切れます。
サルの顔部分も、布を折って小さな切り込みを入れ、そこにハサミの先を入れて切り進みます。
パーツの管理
パーツを切り抜いたら、迷子にならないように動物ごとに透明の袋に入れておきます。